識者「批判されるたびに方針変更して迷走した東京五輪と、ひたすら初志貫徹した大阪万博でくっきり明暗が別れた」

東京五輪は、本来なら「復興五輪」「日本の技術や文化を世界に示す舞台」として強いメッセージを打ち出すはずでした。
ところが実際には、国立競技場のデザイン変更や開会式の演出チームの交代など、リーダーや案が次々と差し替えられ、世論や利害に振り回される姿が目立ってしまった。
結果として「これをやるんだ」という芯が感じられず、開催自体は成し遂げたものの、レガシーとしての印象は弱く、「巨大イベントをなんとかこなした」程度で終わってしまった。

一方で大阪万博は、当初から「奇抜すぎる」「本当に実現できるのか」と疑念を浴びたリング型の会場デザインやシンボル建築を、批判を受けながらも一貫して推し進めてきた。途中で見直したり無難に落とし込むこともできたはずだが、最初に掲げた構想を崩さなかったことで「話題性」自体が力を持ち始め、実際に形が立ち上がるにつれて「批判されていたものが現実になった」という驚きが人々の関心を引きつけている。

つまり、東京は迷走して「何をやりたかったのか」を示せずに終わり、大阪は揺らがずに「最初に見せた夢を実現する」ことで評価を逆転させた。両者の明暗は、この「一貫性の有無」が生んだものだといえるでしょう。
https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/