【ｱﾝｾﾞﾝｱﾝｼﾝ】菅義偉、コピペ回答が常態化

菅義偉首相が、記者会見で指名されなかった記者の質問に応じる書面回答が形骸化している。23日に示した17日の会見の書面回答では、北海道新聞が東京五輪・パラリンピックの中止や無観客について自身の考えをただしたのに対し、会見後の21日に開かれた5者協議での決定事項を羅列するなど答えはかみ合わない。異なる質問に全く同じ回答をコピペ（文章の切り貼り）したような例もあった。

　17日の会見の書面質問で北海道新聞は五輪について「国民の命を一人でも危険にさらさないなら、中止や無観客を判断すべきだと思うが、どう考えるか」と首相の認識を質問。だが回答は「観客数上限を収容定員50％以内で1万人とする」「直行直帰を求める」など、有観客を決めた5者協議での合意を並べただけだ。

　別の社やフリーランス記者は、五輪開催が安全とする科学的根拠や、会場ごとに人の流れの実験を行い安全性を発信する考えを尋ねたが、回答はいずれも「専門家の意見を聞きつつ具体的な対策を検討してきた」などと全く同じ377字の文言で、ちぐはぐだった。

　書面回答は昨年4月の安倍晋三前首相会見で、質問機会を増やすよう求めた記者団に内閣広報官が提案。菅政権で常態化した。昨年4月は2日後に回答されたが、最近は1週間前後かかり長期化。官邸報道室は「内容の精査等に一定の時間がかかる」とし、コピペについては「政府として一定の考え方を持って回答した結果、同様の内容になることもあり得る」と答えた。

　会見場で全ての質問を受ければ「会見が長くなり過ぎる」（官邸関係者）との本音も漏れ、結果として、書面回答が会見打ち切りの口実に使われている実態が浮かぶ。（荒谷健一郎）

官僚手抜きなのか菅の意向なのか

>>21
老人ホームで流動食作るような様相を呈してきたな

やだぁ😩