バック・トゥ・ザ・フューチャーの凄いところって悪役のビフが正義の世界を描写してドクをただのマッドサイエンティストにしなかった事

2,3は蛇足だって意見もあるが、ビフが支配する世界。ドクが主人公の世界
これがあるから、「ただ主人公が悪をやってるけるだけのすっぺらい映画」にはならなかったわけ

クズで悪党なビフ家を潰す為に科学の力（タイムマシン）を使って一方的に主人公マーティ家を正義に仕立てるのが1作目
でも、末来の落ちぶれたビフがマーティ達のタイムマシンをこっそり盗んで若い頃のビフの世界に戻り
ビフが末来支配する世界に仕立て上げるのが2作目
科学の事しか頭になく、狂ったように科学漬けの人生を送ってきたドクに恋をさせて感情的な人間らしさを
描写し、ドクを主人公にし、ただのマッドサイエンティストで終わらせないように仕立て上げたのが3作目

しかもドクが何故科学者の道を歩もうとしたか？そして、何故女性に恋をしたか？
それを同時に西部の世界で矛盾なく描写してるのが凄い

1が一番面白い。2，3は蛇足という奴がいるが、3作すべて通しての1作品がこの映画
それを3作品バランスを取りながら繋げて、最後に誰もが納得の行くシナリオに完成させたこの映画の凄さよ
そして、なによりテンポの良さ。今の無駄な映像描写ばかりが多い退屈な映画ではなく
無駄な映像描写はなく、話がテンポよく続いて行く。そして、1のラストの2への伏線
ラストすら2へ導かせるテンポの良さ
複雑な描写をして、「この映画理解できる俺凄い」みたいな意識高い系映画と違って
これほど面白い。大衆に受けるエンターテインメントと言える映画作品はないわ
そりゃ、アカデミー賞は取らなかったものの、老若男女誰もが見ても面白いと言える映画として36年経った今も
神格化されるわけだわ

http://www.syfy.com/syfywire/marty-mcfly-in-manga-back-to-the-future-official-online-comic

意図的にやったわけではないのです

映画の良いところが全部詰まってる良作

しかしおっさんになってから見たら若干疲れる。

クズで悪党なビフ家を潰す為に科学の力（タイムマシン）を使って一方的に主人公マーティ家を正義に仕立てるのが1作目

こんな話ではない