失敗したくない若者たち。映画も倍速試聴する「タイパ至上主義」の裏にあるものn

そもそも、一般の人が費やさないほど膨大な時間を、自らの専門分野に投じたからこそオタクなのであって、オタクは「コスパ」から最も遠いところにある存在のはず。

しかし、倍速試聴が習慣づいている若者たちの口癖は「外したくない」だ。「回り道」や「効率が悪い」ことを、とても恐れている。倍速視聴の根っこにあるのも、それだ。2時間の作品を1時間で観られたら、たしかに「効率」はいい。

彼らは、2時間の作品が1時間で観られたことを、「タイパがいい」と言う。「タイムパフォーマンス」の略、いわば「時間コスパ」だ。無駄な時間が生じることを、何よりも恐れている。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/84099

アホらし
何の創作活動もしてない人間が
一体何の時間を有意義に使っているというのか

ストーリーをどう解釈するかではなくて、ストーリー上の事実だけを追って捉える傾向は、物語の思想性や情緒を置き去りにしてストーリーの複雑さや緻密さを求めるようになる。
だからギアスやシュタゲみたいな物が生まれてきたわけで、それは紛れもなく面白いのだけど、ラピュタやカリオストロみたいに単純明快なストーリーでもアニメは面白いし、せっかくアニメを楽しむんだからそういうアニメ的な面白さをもっと追い求めるというところに回帰してもいいと思う。