川越市のネカフェに立てこもり女性店員に性的暴行を加えようとした男、懲役17年の判決

川越ネットカフェ立てこもり事件　懲役17年言い渡し　さいたま地裁
12/13(水) 17:19

去年、埼玉県川越市のインターネットカフェで女性従業員を人質に立てこもり性的暴行を加えようとしてケガをさせた罪などに問われている男の裁判で、さいたま地裁は被告の男に懲役17年を言い渡しました。

起訴状などによりますと、長久保浩二被告（43）は去年6月、川越市内のネットカフェで20代の女性従業員を人質に立てこもり刃物で脅したうえ、性的暴行を加えようとしてケガをさせた罪などに問われていました。

これまでの裁判で長久保被告は起訴内容を認めていましたが、弁護側は「人格障害の影響の可能性がある」と刑を軽くするよう求めていました。

これに対し、さいたま地裁はきょうの判決で「立てこもり中警察官にインターホン越しに指示を出すなど臨機応変な行動ができていて善悪の判断、行動のコントロールができていた」と述べ、弁護側の主張を退けました。

そのうえで、「5時間以上にわたる一連の犯行は被害者の尊厳を大きく踏みにじるきわめて卑劣で悪質なもの」だとして懲役17年を言い渡しました。

長久保被告がこれまでの裁判で、再び罪を犯す可能性について「半々です」などと答えていたことについて、さいたま地裁は「反省の様子が皆無」だとして再犯の可能性の高さを指摘しました。

長久保被告は2012年に愛知県の信用金庫でも立てこもり事件を起こし、実刑判決を受けて服役していて出所後、およそ3ヶ月で今回の事件を起こしていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e2f85b7597b84d28ae49ba09f921e0eaf6da359d