校長「ヴィーガン給食！　分かち合おう、みんなで分かち合おうね！」

「ヴィーガン給食」採り入れた公立小学校　みんなで食べられ、みんながおいしい

東京都八王子市立浅川小学校のこの日の献立は「ごはん、生揚げのみそ炒め、なめこのみそ汁、茎わかめのごま風味」。
いつもの牛乳の代わりにはリンゴジュースで、約605キロカロリー。

今年度から始まった2カ月に1回のペースである「ヴィーガン給食」は公立校で初の定期的な取り組みだ。

学校では、以前から同校であった取り組みを発展させ「エブリワン・ヴィーガン給食」と呼んでいる。
アレルギーや宗教の違いがあっても、みんなが食べられるものを用意し、「おいしいね」と言い合えるように、との願いが込められている。

発案したのは校長の清水弘美さん(60)。

ある児童のことが念頭にあった。
その児童には卵アレルギーがあり、卵を使った料理がある日は、用意されたアレルギー対応食しか食べることができず、
たとえ卵が使われていない料理でもおかわりはできないことになっている。大好物の揚げパンが出ても、
他の子たちがじゃんけんでおかわりする人を決めるのを見ているしかなかった。

エブリワン給食の日に揚げパンが出た時、クラスの友達は「普段おかわりできないから、今日はあげるよ」と言った。
児童は「おかわりよりも、みんなと揚げパンじゃんけんがしたいんだ」。
結局児童はじゃんけんに負けておかわりはできなかったが、保護者から学校の食に対する配慮を喜ばれたという。
https://globe.asahi.com/article/14475497

頭の弱い人がするもんだ