イランのヒジャブ強制執行官、ホモ行為(非挿入)が発覚し解任 ギリ死刑は免れるも、鞭打ち100回と国外追放の刑に

イランの元ヒジャブ執行官が性スキャンダルで鞭打ち刑に処されるも、法的措置で死刑を免れる | イラン国際
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2025年9月17日 11:18 GMT+1

イランの裁判所は、ギーラーン州文化イスラム指導省前長官レザ・セガティ氏に対し、同氏の職を失うきっかけとなった広く報道された同性愛スキャンダルに関連し、鞭打ち刑100回と国外追放を言い渡した。

エンサフ・ニュースを含むイランのメディアによると、裁判所はセガティ（別名セカティ）を「ラヴァト・タフヒズィー」の罪で有罪とした。これはイランのイスラム刑法で男性同士の非挿入性的な性行為と定義されている同性愛行為である。

報道によれば、セガティ氏と流出したビデオに映っていたもう一人の男性は、鞭打ち100回と、それぞれ1年と2年の禁固刑を言い渡されたという。

イラン刑法は、同性間の性交に対して鞭打ち刑を含む厳しい刑罰を規定しており、性交を伴う性交や再犯の場合は死刑も含まれる。人権団体は長年にわたりこれらの規定を批判してきたが、イラン当局はイスラム法を施行していると主張している。

このスキャンダルは2023年7月、セガティ氏が他の男性と性行為を行っているとされる動画がインターネット上に流出したことから始まった。この動画流出によりセガティ氏は解任され、イランのヒジャブ着用義務を声高に執行してきた過去の経歴から、政治的な嵐を巻き起こした。

エンサフ・ニュースは判決の写真を引用し、ギーラン州の元高官の息子が、当局が「秘密裏に録画したビデオを用いてライバルの信用を失墜させる犯罪ネットワーク」と表現する行為を画策した罪で、懲役10年と国外追放の判決を受けたと報じた。他の被告人については、現在も捜査が続いているという。