日本さん、クロマグロの年間漁獲枠30kgの所をうっかり100トン以上超過してしまう

昨年から、クロマグロの国別の漁獲枠が導入されました。日本は去年の7月から今年の6月までの漁獲を、30kg未満の未成魚は4008トン、30ｋｇ以上の成魚は4882トン以下に抑えることに合意したのですが、漁獲量が超過することが確実な情勢です。

特に超過が大きかったのは、南太平洋ブロックの共有部分です。東京都、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、大分県、宮崎県の12都府県には50トンが配分されたのですが、すでに100トン以上超過しています。共有枠が超過の大きな要因になっていることがわかります。

操業自粛要請が近いとわかれば、漁師は獲り控えるどころか、ますます張り切って獲ります。「もう獲れなくなるなら、今のうちに獲っておこう」とラストスパートをかけます。注意報や警報を出すことで、ブレーキをかけるどころか、火に油を注いでしまうのです。

こんな方式定めるほうがバカやろ