じゃあさ、尼崎で育って貧乏な家でカスに囲まれて、まともな倫理観持てるか？

「横山やすし」没後まで悪質パロディを放送した松本人志
後輩芸人に「女衒」させる「暴対法以降」の背景
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/78967

│ 「暴対法」、後輩芸人「女衒化」の伏線

　日本は明治以前から「興行」はやくざが仕切っており、昭和末期までの芸能界では「美空ひばり」のマネージメントを山口組の田岡三代目が仕切るなど、タレントと広域暴力団の交流は周知の事実でした。

　戦後の高度成長期、歌謡曲やプロレスなど、全国区の興行で広域団体は伸びていった。

　その状況を一変させたのが1991年に成立、92年から施行された「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」とされます。

　私が音楽の仕事を始めたのは1986年から87年にかけて、テレビなどメディアの仕事は90年からで、30数年前、かけだし当時はまだ「小指のない営業部長さん」などチラホラ見かけたものです。

　いま問題になっている「ダウンタウン」はデビューが1982年ですから、「暴対法」施行前に約10年のキャリアがあります。

　昔の業界では、東京から地方に出かけると「夜の接待」でその種の「セッティング」がなされることは決して珍しくなかった。

│ 横山やすしの教え以降、開き直った松本人志

　前回も触れた1982年「ザ・テレビ演芸」の画面で、故・横山やすしが諭した内容は、極めて常識的なものでした。

　特段、私は「横山やすし」氏を美化などしておらず（そういう書き込みを目にしましたが）「やすし」に限らず誰でも分別のある大人なら言う内を、穏やかに説教するものです。

　つまり、「あのな」「おとうさん、けなしたり」「あんなんテレビでやる漫才とちゃう」というもので、実にまっとうです。

　画面に映らない舞台裏や、楽屋前廊下などで何かあったか知りませんが、芸人の先輩として、実にスジの通った話しかしていない。

　しかし不幸なことに「横山やすし」自身は必ずしもスジが通らず、その後も不品行が続き、とりわけ1988年11月には長男が傷害事件を引き起こして自ら無期限謹慎を申し出た。

　そして翌89年3月に復帰したかと思いきや同年4月17日、飲酒運転事故を起こして、ついに吉本興業を解雇されてしまう。

　最晩年は本物の山口組系暴力団組長と盃を交わすなどして、かつかつで食いつながざるを得なかったようです。

　当時の「横山やすし」氏の生活は悲惨なもので、詳細はリンクなどご参照いただければと思います。

　この「やっさん」の芸能界退場以降、「ダウンタウン」などの「若手芸人」に「おとうさんけなしたり」「テレビでやる漫才とちがう」と諭す人は根絶したようです。

　その後は「テレビで流すようなもんじゃない」と顔をしかめるような行き過ぎた「悪ふざけポルノ」の傾向が顕著になった様子です。具体的にいくつか見て見ましょう。（以下ソース）

　そうしたお膳立ては地元の「地回り」ないし「プロダクション」が担当していたように聞いています。

　1980年代～90年代前半あたり「若い世代に人気」で「楽屋口に行列ができるほどの人気」の「若手芸人」が夜の町に繰り出せば、地元のいろいろなあんちゃんとも接点があって普通でしょうし、若者なりにハメを外すこともあったでしょう。

　のちのち、芸能人と「半グレ」のイザコザなども報道されました。

　そんな何かトラブルなどあった時、「あのな・・・」と親身になって説教してくれるのが「師匠」という親代わりの存在でした。私もそういう世代の最後なので、よく分かります。

　そういう「師匠」を持たず、「当時の若者の感覚」で「若いファンを惹きつけるよう」セッティングされた「NSC一期」として最上級生となったのが、松本人志らの不幸なめぐり合わせだった・・・。

　こうした経緯が「女衒」問題など、全体の伏線にあるように思われるのです。

東京(大阪)の隣の治安が悪い工業地域として

妙齢の女が歩いてるだけで「なにしとるん？いま暇？」って裏道に連れて行かれるから