善光寺で御開帳

長野市 善光寺 御開帳のシンボル「回向柱」が奉納
03月27日　18時12分

新型コロナの影響で１年延期された長野市の善光寺の御開帳が、来月始まるのを前に、御開帳のシンボルとなる「回向柱」が善光寺に奉納されました。

「回向柱」は、７年に１度行われる長野市の善光寺の御開帳期間中、本堂の前に建てられ、秘仏の「前立本尊」と「善の綱」で結ばれて、触れると御利益があるとされる御開帳のシンボルです。
２７日は、回向柱を寄進する長野市松代町の関係者や御開帳奉賛会など奉納行列が行われ、午後２時すぎ、善光寺に到着しました。
奉納行列には、ふだんなら一般の人も含めた１０００人近くが参加しますが、今回は新型コロナ対策として、人数を５分の１ほどに減らしたということです。
そして、本堂の前で受け入れ式が行われ、松代町の関係者から善光寺の若麻績享則寺務総長に回向柱の目録が手渡されました。
若麻績寺務総長は「待ちに待った回向柱受け入れ式を無事に終えることができて、心からの感謝と喜びでいっぱいです」と話していました。
善光寺の御開帳は新型コロナ対策として行事の参加者を減らすなどしたうえで、来月３日から６月２９日まで行われます。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220327/1010022060.html