【考察】 (ヽ´ん`)や「仏教」って反出生主義なの?

1 : 2025/12/19(金) 01:57:18.01 ID:Ed6BZRdq0

反出生主義:子どもを持つことに「ノー」と言う人がいる理由
人生は本当に素晴らしい贈り物なのか、それとも望まずに背負わされる苦しみなのか。人類の歴史を通じて、子どもを生むことは自然であり、必要不可欠なものと考えられてきた。それは疑うことのない営みとして、私たちの社会に深く根付いている。しかし、一部の人々は、人生は逃れられない苦しみの連鎖であり、生まれない方が幸せだと考える。この考え方は「反出生主義」と呼ばれ、新しい命を生み出すことが本当に良いことなのかという根本的な問いを投げかける。

賛成するかどうかは別として、反出生主義は、人間の生きる意味や、親としての責任について深く考えさせられる視点を提供する。この考えに興味があるだろうか?続きを読んで、なぜ一部の人々が子どもを生むことに道徳的な問題を感じるのかを探ってみよう。

反出生主義を理解する
反出生主義者は、新たな命をこの世界に生み出すことは倫理的に問題があると主張する。中には、人間だけが生殖をやめるべきだと考える者もいれば、この考えをすべての感覚を持つ生物にまで広げ、苦しみを伴う生よりも存在しない方が望ましいとする者もいる。

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2 : 2025/12/19(金) 02:03:33.67 ID:dxZZqi/S0
反出生主義とまではいかないが出産はこの世でも最も大罪だとは思う
それにある程度の幸せを担保できないならするべきじゃないとも
3 : 2025/12/19(金) 02:06:03.84 ID:emgYvry50
~主義ってのは基本的に「こうあるべき」ってのを現実よりも優先する
仏教は「こうならばそうである」と言うだけ
それを踏まえると仏教と反出生主義を結びつける共通の概念などない
4 : 2025/12/19(金) 02:06:42.09 ID:10joJ/6l0
縁起というのは出生するかしないか、それが良いか悪いかと言う事象の理解の仕方はしない
6 : 2025/12/19(金) 02:08:54.65 ID:dxZZqi/S0
この世に生み出すことはその生涯に渡る苦しみを与えることでもある
これを罪と呼ばずに何と呼ぼうか
7 : 2025/12/19(金) 02:11:33.85 ID:Ed6BZRdq0
デイヴィッド・ベネターの主張
南アフリカの哲学者デイヴィッド・ベネターは、反出生主義の代表的な論者であり、「生まれること自体が常に重大な害である」と主張する。彼の著書『生まれてこないほうがよかった――生まれ出るという害悪(Better Never to Have Been: The Harm of Coming into Existence)』(2006年)では、誕生を防ぐことこそが真の思いやりである理由を詳しく論じている。

存在の非対称性
ベネターの主張は、存在には苦痛と快楽の両方が伴うのに対し、非存在には苦痛も欠乏もないという考えに基づいている。彼は、この点において非存在の方が優れているとし、苦しみを避けつつ、何も失うことがないと主張している。

仏教の視点
仏教哲学は、人生が常に賛否、得失、成功と失敗、喜びと悲しみの循環であると示唆している。生まれてくるすべての子どもは、この嵐に必然的に投げ込まれ、苦しみは避けられない人生の一部となる。

誤解を招く魅力
たとえ人生が喜びをもたらすとしても、苦しみを上回る価値が本当にあるのだろうか。音楽、食べ物、愛が私たちの日々を豊かにする一方で、それらは痛み、悲しみ、喪失と共に存在している。ベネターは、どれだけの快楽も、苦しみの避けられない現実を上回ることはないと主張している。

嘆く者のいない世界
もし非存在が本当に悲しいことであれば、誰も住んでいない遠い惑星に人々がいないことを悲しむはずだ。しかし、私たちは生まれなかった命に対して悲しみを感じない。これは、非存在が失われたものではなく、ただ苦しむことを避けただけだということを示している。

充実した人生という幻想
ベネターの理論にもかかわらず、多くの人々は自分の存在に対して幸せを感じ、感謝していると主張する。しかし、この視点は人間が持つバイアスに起因している可能性がある。例えば、ポリアンナ効果のように、人々は負の経験よりも正の経験を強く記憶し、結果として非合理的に楽観的であり続けるのだ。

ポリアンナ効果:人間がポジティブな出来事や経験を、ネガティブな出来事よりも強く記憶しやすいという心理的傾向

ショーペンハウアーの視点
ドイツの哲学者アルトゥル・ショーペンハウアーは、歴史上最も悲観的な思想家の一人として知られ、苦痛は快楽よりも遥かに強烈であると主張した。彼の思考実験では、捕食者が獲物を食べる喜びと、食べられる動物の苦しみを比較し、この不均衡を見事に示している。

誕生の悲劇
出産のトラウマから死への避けられない進行まで、存在は苦しみの循環である。快適に生きている人々でさえ、喪失、不満、老化、そして死という存在の不安に耐えている。

人間の苦しみ
戦争、貧困、病気、依存、孤独、人類は自己によって引き起こされたものでも、自然によって課せられたものでも、さまざまな苦しみに悩まされている。反出生主義者は、たとえ快適な瞬間があったとしても、苦しみは常にその裏に潜んでおり、人生の困難はその喜びをはるかに上回ることを証明していると主張している。

死から逃れられない現実
どれだけ人生が楽しみを与えてくれても、最終的には死が待っている。死への恐れや、失うことの痛み、そして短い時間を大切にしようとする努力が、人生の終わりを常に不安にさせる。

若き無知の舞台
ショーペンハウアーは、子ども時代を劇が始まる前の待機に例えた。若いころ、私たちはその劇が始まるのを楽しみに待つが、実際にはその劇が避けられない苦しみの連続であることに気づいていない、という意味である。

長寿を望むことの逆説
人生の苦しみがあっても、人間は必死に生き続け、幸せを求める。しかし、ショーペンハウアーは老後がさらに不幸をもたらすと考え、「今日は悪い、明日はもっと悪い、最終的には最悪だ」と言った。

意味の追求
もし人生が本当に悲劇的であるならば、私たちは絶望に屈すべきなのだろうか?反出生主義は非存在の方が望ましいと示唆しているが、すでに生きている者たちは、たとえ人生自体が根本的に痛みを伴うものであっても、他者の苦しみを和らげることに意味を見いだそうとするかもしれない。

8 : 2025/12/19(金) 02:13:18.27 ID:AfVlqrqT0
反出生ってのではなく、生きて死ぬってことが「苦」であるから生死から解脱しなさいよって教えだな
「死ぬ前に4ね」っていう(これは仏教に限らないけど)
9 : 2025/12/19(金) 02:14:15.05 ID:Ed6BZRdq0
仏教の答え
仏教は、苦しみが存在の本質であり、涅槃(最終的な自由)は生死の循環から解放されることによってのみ達成されると教えている。これは、非存在こそが苦しみからの唯一の逃げ道であるとする反出生主義の考え方と一致している。

消費主義による気晴らし
現代の文化は旅行、娯楽、贅沢を称賛しているが、これらの快楽はしばしば根底にある不満を隠す役割を果たしている。持続的な幸福をもたらすのではなく、避けられない苦しみという現実からの気晴らしに過ぎない。

快楽の否定的な本質
ショーペンハウアーは、快楽は本当の意味でのポジティブなものではなく、単に痛みからの解放に過ぎないと主張する。欲望は借金のようなもので、その満たされることで一時的な解放を得るが、新たな欲求がすぐに現れ、私たちは終わりのない渇望のサイクルに囚われることになる。

10 : 2025/12/19(金) 02:14:40.22 ID:Ed6BZRdq0
欲望の炎
仏教哲学は、欲望を絶えず消さなければならない火に例える。もし私たちがその火を最初から灯さなければ(生まれなければ)、満たされない欲望を消し続ける終わりのない苦闘と、それに続く避けられない苦しみを避けることができる。

生殖というネズミ講
反出生主義者は、人間の生殖をネズミ講に例えることがよくある。各世代は苦しみながらも、そのサイクルを続け、子どもたちが人生に意味を見つけることを期待する。しかし、同時にその行為は未来の世代にさらなる苦しみをもたらすことを確実にしている。

反論
批判者は、反出生主義が過度に悲観的であり、人生の喜びを無視していると主張することが多い。ある人々は、苦しみは社会の進歩によって軽減できると考えている。また、非存在の方が望ましいという考えに反対し、たとえ人生に苦しみがあっても、それには固有の価値があると主張する人々もいる。

愛の偽りの約束
愛はしばしば生きる理由として十分であると考えられるが、それには失恋、裏切り、喪失が伴う。最も幸せな関係でさえ、最終的には終わりを迎える(別れや死によって)。反出生主義者は、これこそが愛そのものが存在を正当化する理由にはならないことの証拠だと考えている。

非合理的な拒絶
多くの人々は本能的に反出生主義を拒絶し、人生は価値があると信じている。しかし、哲学者たちは、この反応が進化的なプログラムから来ているものであり、実際に存在が望ましいかどうかを理性的に考慮した結果ではないと主張している。

人間の本質の代償
人間は本能的に子どもを持つように促されることが多いが、その結果について考慮せずに子どもを持つことが多い。多くの人々は、子どもを自分の欲望を満たすために持ち、子ども自身のためではなく、生まれたことで苦しみを経験する運命にある。

環境問題
多くの反出生主義者は、生殖をやめる理由として環境危機を挙げている。人間の過剰人口は自然資源を圧迫し、気候変動を加速させ、環境破壊を引き起こす。反出生主義者は、子どもを持たないことで自分たちの環境への負担を減らし、より持続可能な地球に貢献できると考えている。

究極の倫理的問い
もし親が本当に未出生の子どもを愛しているのであれば、最も倫理的な選択は彼らを存在から救うことではないだろうか。命を創造しないことによって、苦しみを避けることができ、誰も喜びを奪うことはない—なぜなら、非存在には奪われるものがないからである。

自主的絶滅の誤解
反出生主義は、既存の存在を害することではなく、未来の苦しみを防ぐことを目的としている。破壊を推奨するものではなく、むしろ痛みの終わりのないサイクルをなくすために、生殖を徐々にやめることを提唱している。

苦しみを共にする者たちの連帯
人生の苦しみにもかかわらず、存在を共にする経験が共感を生み出す。誰もが痛みを耐え忍んでいることを認識することで、最終的に人生自体が望ましくないと結論したとしても、優しさや思いやりが生まれることがある。

法的・社会的影響
反出生主義が広く受け入れられれば、法的・社会的な仕組みが大きく変わる可能性がある。家族計画、相続、退職に関する政策は、再考を迫られるだろう。反出生主義者の中には、自主的な人類絶滅を支持する人もいれば、単に生殖に関する意思決定においてより個人的な責任を促す人もいる。

最終考察
反出生主義は、倫理的に難しいジレンマを提示する。存在が変えられない運命であるとしても、その悲劇的な本質を理解することで、未来の親は子どもに対する人生の影響を考慮するようになるかもしれない。

了)

11 : 2025/12/19(金) 02:16:47.30 ID:AfVlqrqT0
つまり「生死」ってのが煩悩を原因にしている「苦」であり
この「苦」(生死)を解決できるっていう教え

「生きながら死人となりてなりはてて 思いのままにするわざぞよき」

28 : 2025/12/19(金) 07:17:44.66 ID:Ll6LE7tD0
>>11
それは僧の話だろ
12 : 2025/12/19(金) 02:17:15.16 ID:dxZZqi/S0
今のところ、人間は存在しない方がいいのはたしかだ
その存在が他の生物に甚大な被害を与えている
13 : 2025/12/19(金) 02:18:33.84 ID:+krwyxNE0
キリスト教異端派のグノーシス主義は最古の反出生主義と言っていいと思う

この世界は偽りの神が作った失敗作で
人間の魂は肉体という牢獄に閉じ込められているという
ただでさえ偏狭で異端を弾圧しまくってた
古代キリスト教正統派にストレートに喧嘩を売るような思想

14 : 2025/12/19(金) 02:20:45.76 ID:g1YHp1Yl0
どちらかと言えば仏教はニーチェの虚無主義に近い
15 : 2025/12/19(金) 02:21:40.08 ID:ykiwi1FQ0
わがまま王子の冒険
16 : 2025/12/19(金) 02:25:55.23 ID:fD0zZKCx0
輪廻転生から解脱して生まれ変わらない事を目指すのが
最初期の仏教だからね
まぁ反出生主義ではあるね
出家しなければ解脱出来ないし
出家したらセクロスどころか女と触れ合ってもダメだし
17 : 2025/12/19(金) 02:30:28.88 ID:kn49lPnV0
日本の仏教は俗物の紛い物
18 : 2025/12/19(金) 02:30:57.09 ID:AfVlqrqT0
「不死の境地を見ないで百年生きるよりも、不死の境地を見て一日生きることのほうがすぐれている。
最上の真理を見ないで百年生きるよりも、最上の真理を見て一日生きるほうがすぐれている。」『ダンマパダ』

「生死」からの解脱は「不死の境地」に至るってこと

20 : 2025/12/19(金) 02:35:03.31 ID:dxZZqi/S0
>>18
不死の境地ってなんぞ?
21 : 2025/12/19(金) 02:37:04.68 ID:AfVlqrqT0
真理を示す宗教なんだから「生死」、つまり「死」の「滅び」からの救いを示すってのは仏教でキリスト教でも当然なんだろうけど

>>20
いわゆる「涅槃」ってのだね

19 : 2025/12/19(金) 02:32:31.00 ID:mNevNGsf0
仏教は考え方
反出生主義は馬鹿
22 : 2025/12/19(金) 02:41:29.11 ID:AfVlqrqT0
世間の人、凡夫は煩悩によって妄想の「苦」の中で生きてる(そして死ぬ)から

その「苦」の原因である煩悩を解消すると
「生死」っていう妄想の「苦」が滅しますよという

「不生不滅、不垢不浄、不増不減」っていう「空」(涅槃)に至りますよと

23 : 2025/12/19(金) 02:44:18.57 ID:g+LzaInc0
労働者階級の出産は残酷
24 : 2025/12/19(金) 02:46:29.09 ID:Ed6BZRdq0
原始仏教に空の概念はない
25 : 2025/12/19(金) 03:00:58.34 ID:AfVlqrqT0
仏教で間違えやすいのはよく言われるところだけど、思想や哲学、学術研究の対象として理解しようとすること

言葉で語られてる教えや概念を取り上げて云々していっても
「仏教」としての教え、思想としての系譜を整理することには役に立っても
その教えで示されてる「生死の解決」とは違う方向を向くことになってしまう

30 : 2025/12/19(金) 07:24:45.73 ID:Ed6BZRdq0
>>25
>仏教の答え
仏教は、苦しみが存在の本質であり、涅槃(最終的な自由)は生死の循環から解放されることによってのみ達成されると教えている。これは、非存在こそが苦しみからの唯一の逃げ道であるとする反出生主義の考え方と一致している。

だそう

26 : 2025/12/19(金) 03:09:01.33 ID:AfVlqrqT0
「言葉」ってなんなのか、これがまず解決する入口になる(「仏教」の教えも言葉でつくられてるもの)

「有無の会をなすことなかれ、虚無の会をなすことなかれ」『無門関』

「有」も「無」も言葉、「虚無」も言葉
言葉ってのは説明すると、人が頭の中で認めてるとらえてるもの

27 : 2025/12/19(金) 03:14:40.90 ID:AfVlqrqT0
「無明が頭であると知れ。明知が信仰と念いと精神統一と意欲と努力とに結びついて、頭を裂け落とさせるものである。」『スッタニパータ』
29 : 2025/12/19(金) 07:22:59.05 ID:Ll6LE7tD0
仏教と反出生主義は同じだが
向かう時間の方向が違うだけなんやわ
31 : 2025/12/19(金) 07:26:10.74 ID:DvLszMYNM
初期と後期で教えが進化してるからなあ

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